UFOキャッチャーの景品を出し入れするガラス扉の保護材です。
透明なガラスに取り付けるため、違和感がない色調を希望されていました。
また、頻繁にガラス扉を開け閉めするためガラスにしっかり固定されていることとガラス同士のぶつかりを緩衝する必要がありました。
透明な材料をさらにブルーミングすることにより若干青みがかった透明色に調色を提案しました。
ブルーミングをしないと時間の経過とともに黄変し、黄色っぽい汚い透明になります。
また、軟質と硬質の2色成形にして、ガラス扉への取り付け保持力を担保しつつ、緩衝材としての機能も付加することができました。
軟質の中空形状は冷却時に使用する水の水圧でつぶれやすいため、つぶれない水量で尚且つ効率的に冷却が行える冷却金型の設計を行いました。
また、2次加工の定寸カットでは肉厚が0.8㎜と薄いため欠けが発生しやすく、専用の抑え治具を作成することにより作業員のばらつきを抑えることに成功しました。
当社では量産の安定性を重視して金型設計から試作を行っております。
試作品で一時的にいいものが取れたとしても、ロングランが行えなければ量産時に品質クレームが発生していますからです。
量産品で品質が安定しない等のお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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