トラックエンジン回り用のプロテクター部材です。
大型の形状で成形から切り欠きや穴あけ加工も1拠点での生産を希望されていました。
また、自動車部品のため軽量化や耐候性の要求もありました。
材料はTPOを選定しました。
TPOは他の軟質樹脂に比べて密度が低く、軽いという特長も持っています。耐候性にも優れており自動車部品に多く採用されています。
また、専用のプレス型を設計することによって成形から2次加工まで1拠点で生産できる提案を行いました。
形状が大きいため、うまく冷却することができず最終的には冷却金型を複数使用することにより安定生産が可能となりました。
また、プレス工程も安定して加工が行えるように工程を分けてプレス型を作成しました。
検査工程では、勘合治具を製作して穴あけ位置や切り欠き箇所をスピーディーに、ばらつきが無いように行えるようにできました。
大きい断面で尚且つ軟質材の成型品は冷却金型の作成が難しく図面通りの形状に成形する難易度が高くなります。
当社では金型の設計製作を社内で行えるため、繰り返しトライを行える体制があります。
他社で断られた形状やうまく寸法精度が出せない等でお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
(弊社では最大でW200㎜程度の対応が可能です。)
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