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スーパーエンプラとは?種類・特徴・押し出成形での用途例をご紹介

スーパーエンプラとは?

スーパーエンプラ(スーパーエンジニアリングプラスチック)は、エンジニアプラスチック(エンプラ)よりもさらに高い耐熱性や機械的強度を持つ高性能なプラスチック材料です。これらの特性により、過酷な環境下、医療業界などでの耐薬品性や生体親和性が求められる部品や製品に適しています。

スーパーエンプラの成形方法について

スーパーエンプラは、押出成形や射出成形、切削加工など、多様な加工方法に対応しています。しかし、汎用樹脂、エンプラと比較して押出成形では、スーパーエンプラを高温で溶融し、金型を通して成形します。この方法は大量生産に適しており、長尺の製品に向いています。射出成形では、複雑な形状や立体的な製品の製造が可能です。

スーパーエンプラの種類・特性・押出製品用途例

  1. PPS(ポリフェニレンサルファイド)
    • 特性: 優れた耐熱性(連続使用温度約200~240℃)、耐薬品性、難燃性、機械的強度に優れる。
    • 用途例: 自動車のエンジン周辺部品、電気・電子機器の絶縁部品、化学プラントの配管部品など。
      >>当社のPPS材の製品事例はこちら
  2. PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
    • 特性: 非常に高い耐熱性(連続使用温度約250~260℃)、耐薬品性、機械的強度、耐摩耗性に優れる。
    • 用途例: 航空宇宙分野の部品、医療機器、半導体製造装置の部品など。
  3. PI(ポリイミド)
    • 特性: 極めて高い耐熱性(連続使用温度約250~300℃)、耐薬品性、電気絶縁性に優れる。
  4. PES(ポリエーテルスルホン)
    • 特性: 高い耐熱性(連続使用温度約180~200℃)、耐薬品性、透明性に優れる。
  5. LCP(液晶ポリマー)
    • 特性: 高い耐熱性(連続使用温度約200~240℃)、寸法安定性、耐薬品性に優れる。

スーパーエンプラの押出成形は当社にお任せ

スーパーエンプラの成形には、高度な技術と経験が求められます。当社では、これらの材料を用いた多数の成形実績があり、用途に合わせた材質提案も行っています。スーパーエンプラの押出成形に関するご相談は、ぜひ押出成形.comにお問い合わせください。

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